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Initial revision
author | yuuji |
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date | Sun, 27 Sep 2009 13:04:14 +0000 |
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Meadow(Mule for Windows) への 野鳥のインストール ************************************************************* 野鳥のインストールは、以下の3ステップで完了します。 (1) 初期設定ファイル(~/.emacs)の設定 (2) Emacs Lispファイル(*.el)のコピー (3) 取扱説明書(help/info)の設定 順に説明します。 (1) 初期設定ファイル(~/.emacs)の設定 Emacsは、ユーザそれぞれの初期設定をホームディレクトリ(~/)の中にある .emacsというファイル(あるいは.emacs.elというファイル)から読み込みます。 ここでは、拡張子が.texであるファイルを読み込むと、自動的に野鳥が読み込 まれるように設定します。 まず ~/.emacsに下の2項目を加えます。 (setq auto-mode-alist (cons (cons "\\.tex$" 'yatex-mode) auto-mode-alist)) (autoload 'yatex-mode "yatex" "Yet Another LaTeX mode" t) 次に野鳥の emacs-lisp ファイル群を置くディレクトリを load-path に加えます。 たとえば、`~/src/emacs/yatex'に置くのであれば、 (setq load-path (cons "~/src/emacs/yatex" load-path)) などとします。もし、pLaTeX2e, dviout などのコマンドをインストールした場 所にPATHを通していないときはこれらを明示的に指定します。以下の例は c:\ptex\bin にLaTeX関係のコマンドをインストールしてある場合の指定です。 (setq tex-command "c:/ptex/bin/platex") (setq dvi2-command "c:/ptex/bin/dviout") これで、初期設定ファイルの設定は終了です。 (2) Emacs Lispファイル(*.el)のコピー Emacs Lispで書かれた野鳥本体をインストールするには、(i) makeを使う方法 と、(ii) 手動でコピーする方法とがあります。 (i) makeを使う方法 Windows環境に Unix ライクなコマンドを提供する「Cygwin」を導入したりし て、makeが使える環境にある方は、次のような方法でインストールできます。 そうでない方は(ii)に進んでください。 まず、Emacsなどのエディタでこのファイルと同じディレクトリにある makefileというファイルを開き、自分の環境にあわせて編集します。 たとえば、 PREFIX = /usr/localを、PREFIX = /usrにしたり、 ## mule2 EMACS = mule EMACSDIR= ${PREFIX}/lib/${EMACS} ## emacs20 #EMACS = emacs #EMACSDIR= ${PREFIX}/share/${EMACS} ## XEmacs #EMACS = xemacs #EMACSDIR= ${PREFIX}/lib/${EMACS} を自分の使っているEmacsの種類にあわせたりします。行頭に#をつけるとコメ ント扱いとなり、その行は無効化されます。その行を有効にするためには、行 頭の#を外します。 また、次の行の行頭に#をつけてください。 GEO = -geometry 80x20+0+0 以下は書き換えた部分の例です PREFIX=/usr/local/meadow EMACS=meadow EMACSDIR=${PREFIX}/site-lisp #GEO = -geometry 80x20+0+0 以上の作業が終わったら、makefileを保存し、bashなどのシェルで、 % export DISPLAY=":0.0" % make install とすれば、インストールされます。 (3)の取扱説明書のインストールも基本的には終わっていますが、Emacsから読 めるようにするために、info ディレクトリの dir というファイルにこのディ レクトリの dir ファイルの中身を追加してください。 (ii) 手動でコピーする方法 Windows環境などでmakeがなかったり、上記(i)のmake installが失敗する場合 は、手動で必要ファイルをインストール(コピー)することができます。 たとえば、Meadow 用の外部Emacs-Lispパッケージをインストールするディレク トリが /usr/local/meadow/site-lisp/ だったとします。その場合、 このアーカイブ(yatex<VERSION>.tar.gz)を展開したディレクトリ (yatex<VERSION>) をそこに移動します。すると、 /usr/local/meadow/site-lisp/yatex<VERSION>/ というディレクト リになりますので、これをバージョン番号無しの /usr/local/meadow/site-lisp/yatex/ にします。 これで野鳥は使えるようになっているはずですが、さらに実行速度をわずかばか り稼ぐため、Emacs Lispファイルをコンパイル(バイトコンパイル)することもで きます。ただし、バイトコンパイルする手順が決まっているので手動でやるのは Emacsについての知識が必要です。さらにバイトコンパイルしても実感できるほ ど速くはならないのであまりお勧めしません。それでもバイトコンパイルしたい 場合は、Cygwinなど、makeの使える環境を用意して、それで自動的に処理する方 が良いと思います。 (3) 取扱説明書(help/info)の設定 次に、各種の説明書をインストールします。 LaTeXマクロの利用解説書である help/YATEXHLP.jp ファイルを /usr/local/meadow/site-lisp/ にコピーします。 野鳥自身のマニュアルである docs/yatexj, docs/yatexe と yahtml のマニュアルである docs/yahtmlj, docs/yahtmle を /usr/local/meadow/1.10/info/ にコピーし、info ディレクトリの dir というファイルに このディレクトリの dir ファイルの中身を追加します。 以上でインストールは完了です。