素人による素人のための ZZ-R 1100 D1,2 のメンテナンス講座だよーん。

壊したくない人とか、いじり回したくない人はショップへ go ね! 安全だよ。


(-1)整備って難しいの?!

やればそれほど難しくありません。折角いいバイクなのですから、自分で 整備をしましょう。

そのかわり壊す可能性高いです。特に部品が無くなりますので十分注意。

(0)なにか要りますか?

8,10,12,17 のメガネレンチがあると便利です。あとは車載工具でなんとかな ります。特に 10-12 のメガネレンチは車載にしても良いくらい便利です。

あとですな、サービスマニュアルあると良い です。4500 円だそうです。一応英語なんじゃけど、わしが知らん 事いっぱい書いてある。

ほらいじりたくなって来たやろ!


(1)ガソリンタンクを外そう

ガソリンタンクを外す理由には

などがあります。

ガソリンタンクを外すには、タンク以外の場所を先に外す必要があります。 順番としては、

  1. スクリーンを外す。
  2. メーターの奥のコンソールカバーを外す。
  3. メーターの手前のコンソールカバーを外す。
  4. タンクを外す。

というようになります。うまくやると後半の二つだけで行けると思います けど、上のようにやった方が安全だと思います。わたしは手を抜いてコンソールカバーを外さなかったのでタンクに傷 がつきました。ショーーック! でもサービスマニュアルには手抜 きな方法しか書いてない。気をつけようね。


(a) ガソリンコックを off に合わせ(英語版のマニュアルには逆が書いて ありますが、それは間違いだと思います)、エンジンを回して残りのガソ リンを燃やしてから、コックの下側のパイプを外します。上側を外すとガ ソリンもれるから注意ね。あと下パイプを外した後コックを回すとこれま たガソリンが出るので注意。ちなみにわしは両方やりました。おまぬけ。

(b) まずスクリーンを外すには、ビスを 6 つ外します。ここで一番上のビス二つはワッシャが二つあるので、無くさないよ うに注意しましょう。ビスを外すとスクリーンを引っ張って外せ ます。カスタムパーツのスクリーンをつける場合はこれだけで終ります。 長めのビスということを覚えておきましょう

(c) 次にメーター奥のコンソールカバーを外します。これにはメーター手 前のカバーとの接点の四つのビスを外す必要があります。ここもビスは長めです。そうしたらカバーがぶらぶらす るはずなので、さっさと外しましょう。

(d) 次に手前のコンソールカバーを外します。タンクの前の方を止めてい るボルト二つを取ります。これは車載工具の 8 番のレンチを使います。 左右のサイドカウルを止める六角ネジを一つずつ取ります。これでカバー は取れるはずです。

(e) あと燃料系のゲージ用と思われる配線がタンクの後方にありますので、 それを外します。シート下のボルトを二つとります。更にあとは持ち上げ ればタンクが外れます。 フルタンクでも十分外せます。頑張りましょう。

(2)バッテリはどこかな

バッテリは MF (Maintenance Free)バッテリがタンクの下にあります。と りあえずバッテリが上がったら、バッテリは交換 です。というのは「MF バッテリは上がったら交換だヨン」だから だそうです。

かくいう私もバッテリを上げてしまいました。交換です。ショーーーック!

型は YUASA YTX14-BS もしくは KOGA の BTX14-BS かな。裏に ZX-11, GPZ900R 用と書いてあるやつを選びます。値段は希望小売価格 15000 円 みたいです。バッテリはなるべく新しいものを選 びましょう。といっても余り需要の無いバッテリみたいなので、 古くても仕方無いかも。

(3)エアフィルタでも洗っちゃうかな

タンクの下にエアボックスがありますので、ボルトを7つ(だったかな)外 します。パカっと開くので、あとは外して洗油で洗います。へんに搾ると 壊れるそうなのでちうい。あとはオイルをちっと染み込ませて終り。

エアボックスの蓋はプラスチックで出来ていますので あまりきつくボルトで締めてはいけません。エアボックスが壊れます 。事実自分のはヒビが入っていました。気をつけましょう。

(4)メーター外しちゃうかな

メーターパネルの電球が切れたら、スクリーンと奥のコンソールカバーを 外して、パネルを外します。ボルト三つで取れます。さらにパネルステー はボルト二つで取れます。バルブは 12V/1.7W です。が、それが売ってな かったので今では、12V/3.4W 使ってます。

(5)バルブ交換しちゃうかな

一応、フェンダーの上、ライトの下にアクセスポートがあるのですが、 ほとんど使えません。メーターを外して換え た方が楽だと思います。バルブは 12V/55-60W です。バイク用超耐震 とかいうやつにした方が良いかも。あとバルブは 素手で触らない用に指紋がつくとそこが熱 くなってバルブが割れる事があるそうです

ライトの光源の向きを換えるにはライトの回りにある二つのダイヤルを回 します。が、これもパネルを外してやった方が良いです。あとは座った姿 勢での光の向きという事で、座ってから誰かに調整してもらいましょう。 加速すると上を向くので、若干下に向けておくと良いかも知れません。

(6)プラグ交換しようかな

今度ね。

(7)オイル交換しようかな

では今度はオイル交換の手順。

用意するもの

センタースタンドを立てて置きます。まずオイルが出やすくするために、 ちょびっとバイクを暖気させます。あっためすぎると火傷するのでちうい。 次に右カウルを外します。ネジ5つと、ボルト2つで取れます。外したらエ ンジンの下を覗きます。エンジンの一番下の部分に、オイルドレインの 17 のサイズのボルトがありますので、それを確認しましょう。黒いギザ ギザの方が付いているやつは、オイルエレメントの方です。

ドレインボルトを外す前にエンジン左側のオイルフィラーの口を開けてお くと、オイルの出が速いそうです。

オイルトレーをエンジンの下に置き、17 のメガネレンチ(普通のレンチで はボルトをなめる危険性があります)で回します。するすると回すと、オ イルがどばっとでて来ますので、とりあえずオイルが無くなるまで放置し ます。その間にゴミが付いているオイルドレインを布で綺麗にしてやりま しょう。今回はフラッシングオイルは無し。

回りがきちゃなくなっていたら拭いてやって、ドレインボルトを元に戻し ます。ワッシャ(Oリング)が壊れてたら交換します。オイルジョッキに指 定のオイルを入れます。普通の交換時は 3.2L です。計量したら、バイクの左側に回って、 オイルフィラーの口から流し込みます。入れ終ったらキャップをとりあえ ず閉めます。閉めたらエンジンを掛けて、アイドリングで数分放置します。 するとオイルが下がって来て、オイルゲージの上下の間に止まると思いま す。足りなかったらもうちょっと入れて、多すぎたら我慢して少しだけド レインを開けて流すようにします。まあ少ないより多い方がまし(多分)か も。.....って思ったんですが、やっぱり多くても良くないそうなので、 適量になるように何度か調整しましょう。

ここでエレメントを交換しようと思ったんですが、前のオーナーさんがエ レメントの方のボルトの頭をなめちゃってしまっていたので、外せません でした。ガーン。こりゃちょっとお手上げなので、次回はバイク屋さん行 きになりますね。.....って思ったんですが、バイスプライヤってのを使 うとこういうのが回るそうです。で買って来ました。今度はそれを使って 回します。

費用概算:オイル(ホームセンターで2000円くらい)、オイルパックリ(400 円くらい)、オイルエレメント(600円くらい)って事で、3000円くらいでできます。

(8)ブレーキパッド換えようかな

今度ね。

(9)後ろブレーキのブレーキランプの遊びが多い/ 少ない

スイッチはステップホルダーの後ろにありますので、まず後ろブレーキの ついてる、右側のステップホルダーを外します。これは六角レンチで二つ のボルトを外すと簡単に外れます。

外してから裏をみると、電気コードと細長いバネがつながっている部分が あります。そこのボルトを回します。これには 17 番のレンチを使い、黒 いスイッチの部分をペンチで挟んで回します。向こう(反時計)に回すと遊 びが少なくなります。手前(時計)に回すと遊びが大きくなります。だいた い 1cm 踏むとブレーキランプがつくのが推奨らしいですが、まあちょい と踏んだら付くくらいにしておきましょう。普通に足を乗せただけでは付 かないくらいの遊びがポイント。

(99)フロントカウルなんか外しちゃうかな

やめとけ。素人が手出すもんじゃねえ。うそ。自分は外せませんでした。 かなりめんどくちゃいので辞めといた方が無難じゃ。

なにがめんどくちゃいかっていうとー、ラムエアの接続部分があるからな のね。それが左右二系統もありやがるので、ちょいとめんどくちゃい。

1996/11/9 整備日誌

(a)リヤのブレーキパッドを外し、クリーニング。泣きどめ剤使用。
トルクロッドについたボルトを緩める。リヤアームと接続するボル ト二本(銀色)を外す。外したらトルクロッドの接続ボルトを外す。 パッドを外すには下の黒いプラスチックカバーを外す。外れたらパッ ドを止める二本の細いロッドを止めているピン二本をとる。ロッド を抜くときに、長い二本のピンがあるので、それが飛ばないように 注意。次に二本のロッドを抜く。これでパッドがとれる。

泣きどめ剤はパッドのピストンが当たる面に塗るらしい。

組み付けは上の逆順でアセンブルすれば終り。

(b)ハンドルをバーハンからノーマルへ交換(ノーマルハンドル一本 約9200円)
コツ。ブレーキ側のグリップを抜き差しする時はアルコールを染み 込ませると一発で抜ける。あと、スイッチボックスにはハンドルに 固定するための出っぱりがあり、ハンドルには穴が開いている事を 覚えておこう。あそうだ、外したバーハンと接続用スペー サー売ります。誰か買いませんか? アップハンからノーマ ルに換えた感じは、「うおー結構遠いなあ」でした。バーハンとノー マルの中間くらいがオイラにはベストかな。
(c)フロントカウル修理(プラリペア使用)
この製品信じがたく使える。是非買え。
(d)リヤカウル修理(プラリペア使用)
壊れてるべきでない所が割れていた。がプラリペアのおかげで一発。
(e)クーラント補充
冷却液は右後ろのカウルを外してチェック。外すにはグラブバーを 外し、その下のネジ、テールランプの下のネジ、ウインカーの下の ネジを外す。さらに六角穴のボルトを外して終り。LOW だったので 追加補充して真ん中までいれた。
(f)どうもリヤシートの下のスペースに水が溜ると思ったら、 穴が塞がっていた。
穴をぷすっと開けた。

1996/11/26 整備日誌

(1) シビエライトリレー(ライコランドで 5980 円)を取り付けた。
結構簡単に出来るので暇ならやると良いかも。ちなみにこれ生産中 止らしい。
(2) バルブ切れた。
間抜けなので整備中のショックでバルブを壊した。新しいの買って 来ないと...。
(3) 花さかG(錆取り)を使用。
センタースタンドの錆が目立つと指摘されたので、怪しげな「花さ かG」を使った。うを! 何だこれ! 最初は「だまされた」と思った のだが、30分くらいほっておいたら、金属が茶から白っぽくなって いる! うへえ、花さかじいさん、おみそれしました。そのあと黒 色のペイントで保護して おちまい。
1996/11/27 整備日誌

(1) バルブ交換
H4 RAYBRIG のマルチイエローバルブ。3350円。これっ競技用で公 道では使えませんとあるんですが、使ってはいけないんですか?
(2) ヒューズ交換
ライトリレーを交換したのにライトがつかないので、もしやと思っ てヒューズボックスを見るとばっちり切れてました。交換して、 補充。
1996/12/17 整備日誌

オイルフィルタのボルトが回らなかったので近くのバイク屋のにーちゃん に頼んだ。バイスプライヤで挟んで回らない時は、わざと挟まないでおき、 ボルトが回る方向かつプライヤが閉まる方向に叩くと良いらしい。で回っ た。密かに結構感動した。

オイル交換とエレメントの交換もしてもらった。


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