雪載せ

人間と言うのは馬鹿にしたがる習性があるのかな。たとえば、 自動改札なんか、始めて通る人がいたとしたらそれをみたら「やーい 田舎者」みたいに馬鹿にしたい気分が出るわけだ。とくに若いうちは。

その土地固有のことを知らんだけだから全く馬鹿にできる点は ないのだが、どうしてもなんかあざ笑いたくなるのは人間の愚かな性分か。 で、その逆バージョンみたいな感覚を帰省する度に感じる。

高速走ってると、いかにもスキー帰り、という装備の車で、 一目見て雪に慣れてないことがバレバレで、なおかつ迷惑な車が、ちらほら いる。屋根にたっぷり雪を載せてる車だ。

気持ちは分からんでもない。せっかくたっぷりある雪を家まで 載せてきたいわ、うふ、とか、単純に下ろすのが面倒だったり、気付いてないだ けだったり。でもそれ、かなり危険なのだ。風で後ろの車に飛んで来る、って のもある意味危険だが、それより天井が熱くなって来て界面が解けて来たときに どっちゃりとフロントガラス側に落ちて来るのがちょー危険なのだ。 重く湿った雪がどっちゃり落ちて来たらワイパー折れるで。 ついでに目の前真白で何も見えへんで。 まじで危ないんす。たのむから「はぢめてのすきー」でルンルン帰るとき、 車の屋根の雪は全部綺麗に落としてくれ。

屋根にたんまり載せた車はナンバーみんでも雪国の車じゃないと分かる。 「やーい○○者」。○○は何じゃろ。


きまぐれ記
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