2003年07月15日(火)


mewで、添付ファイルをつける方法

http://www.mew.org/release/info/mew_27.html.ja#SEC27 に書いてあった。

このページが無くなってしまうと困るので、ここに一部を残させていただきます。


3.6 マルチパートの作成
さて、ここでマルチパートの作り方を披露しましょう。

たとえば、+draft/1 でメッセージを書いているときに、`C-cC-a' と入力すると、草稿の一番下に

  ----------------------------- attachments -----------------------------
      Multipart/Mixed                                         1/
     1  Text/Plain(guess)                                       CoverPage*
     2                                                          .
--------0-1-2-3-4-5-6-7-8-9--------------------------------------------




という行が挿入されます。"1/" はマルチパートを構築するための一時的なディレクトリで、実体は "~/Mail/attach/1" です。パート 1 の CoverPage は本文を意味します。ここで Draft モードは次のようになっているでしょう。

  To: mew-dist
Subject: ここがヘッダ
From: Kazu Yamamoto <Kazu@Mew.org>
X-Mailer:Mew version 3.2 on Emacs 21.2
----
本文だよ。

----------------------------- attachments -----------------------------
      Multipart/Mixed                                         1/
     1  Text/Plain(guess)                                       CoverPage*
     2                                                          .
--------0-1-2-3-4-5-6-7-8-9--------------------------------------------




3つの領域を以下のように呼ぶことにします。


"----" より上を 「ヘッダ」
"----" から "attachments" までを「本文」
"attachments" より下を「添付領域」
Draft モードでは、リージョンによってキー割当が違います。

たとえば、`TAB' は以下のようになります。


ヘッダ
さまざまな補完。
本文
TAB の挿入。
添付領域
なにもしない。
`c' だと以下のようになります。


ヘッダ
c を挿入。
本文
c を挿入。
添付領域
ファイルのコピー。
以下、添付領域でのキー割当です。


`C-p'
現在のディレクトリの前のファイルへ移動。
`C-n'
現在のディレクトリの後のファイルへ移動。
`C-f'
1 番目のサブディレクトリに移動。
`C-b'
親ディレクトリに移動。
`c'
ファイルのコピー。"." 上で有効。ネットワーク経由でも可。リモートのファイルをコピーする場合は、"/[user@]hostname:/filepath"の形式でファイルを指定。
`l'
ファイルへシンボッリクリンクを張る。"." 上で有効。添付ファイルを `f' を使って読み込んで編集する場合は、実体を編集してしまわないように、`l' ではなく `c' でコピーすべき。
`d'
ファイルとディレクトリの消去。
`m'
サブディレクトリ(つまりマルチパート)の作成。"." 上で有効。
`f'
ファイルをバッファに読み込む。
`F'
新規ファイルをバッファに読み込む。"." 上で有効。
`y'
Message モードに表示されているメッセージにリンクを張る。"." 上で有効。
`e'
external-body の入力。"." 上で有効。
`a'
音をサンプリングしオーディオファイルとして挿入。"." 上で有効。
`p'
入力されたユーザの PGP 公開鍵を取り出す。"." 上で有効。
`D'
ちょっとした説明(Content-Description:)の入力。
`T'
データ型(Content-Type:)の変更。
`t'
データ型に関し、テキストとバイナリを反転させる。
`I'
Text/* 型の入力 coding-system を指定する。
`C'
Text/* 型の出力 coding-system を指定する。
`P'
受信側でこのパートを保存する際のファイル名(Content-Disposition:)の変更。ファイル名の入力の際に、単に `RET'を押すと値が消える。そして、送信側のファイル名が `*' と共に表示される。
添付領域では、ファイルの拡張子によってデータを取り扱います。現在サポートしている拡張子は以下の通りです。

  .txt       Text/Plain
.html      Text/Html
.rtf       Text/Enriched
.css       Text/Css
.sgml      Text/Sgml
[0-9]+     Message/Rfc822
.ps        Application/Postscript
.pdf       Application/Pdf
.xml       Application/Xml
.doc       Application/Msword
.xls       Application/Vnd.Ms-Execl
.ppt       Application/Vnd.Ms-Powerpoint
.tar|.tar.|.gz|.Z|.taz|.tgz|.bz2?|.lzh|.zip|.bin|.pgp|.gpg|.exe|.dll
           Application/Octet-Stream
.gif       Image/Gif
.tiff      Image/Tiff
.jpe?g     Image/Jpeg
.png       Image/Png
.xwd       Image/X-Xwd
.xbm       Image/X-Xbm
.xpm       Image/X-Xpm
.bmp       Image/X-Bmp
.pcx       Image/X-Pcx
.tga       Image/X-Tga
.au        Audio/Basic
.wav       Audio/X-Wav
.aif?f     Auido/X-Aiff
.midi?     Auido/X-Midi
.mpga|.mp[23]  Audio/X-Mpeg
.mpe?g     Video/Mpeg
.mov       Video/Quicktime
.avi       Video/X-Msvideo




コピーするときのファイル名は、適切なデータ型を推測できるよう拡張子に気を付ければなんでもよいです。もし、該当する拡張子がない場合、 `mew-content-type' で指定されるデータ型が選ばれます。デフォルトは、 Text/Plain(テキスト)です。

`c' でファイルをコピーすると、たとえば次のようになります。

  ----------------------------- attachments -----------------------------
      Multipart/Mixed                                         1/
     1  Text/Plain(guess)                                       CoverPage*
B    2  Image/Gif                    MagicPoint のロゴ          mgp.gif
Q    3  Application/Postscript       資料                       ohp.ps
     4                                                          .
--------0-1-2-3-4-5-6-7-8-9--------------------------------------------




各行は、


マーク (Content-Transfer-Encoding:)
パート番号
データ型 (Content-Type:)
説明 (Content-Description:)
ファイル名 (Content-Disposition:)
から構成されています。

データ型(Content-Type:)は `T' によって変えられます。データ型がテキスト(Text/Plain)かバイナリ(Application/Octet-Stream)の場合は、`t' によって一方を他方へ反転できます。

マーク(Content-Transfer-Encoding:)を変更する方法は、See section 3.12 マークを使った PGP/MIME の作成 を参照して下さい。説明(Content-Description:)は `D' で入力できます。この説明のカラムは、See section 3.12 マークを使った PGP/MIME の作成 で説明する暗号化の際に上書きされます。

第5カラムに表示されるのは、実際にはコピーしたファイル名か Content-Disposition:、つまり、受信者がそのパートを保存する際のファイル名です。Content-Disposition: の値があれば、それが表示されます。なければ、コピーしたファイル名に `*' を付加して表示します。ファイルをコピーした際の Content-Disposition: の値は、コピーしたファイル名が指定されています。ただし、Message/* と Multipart/* には Content-Disposition: は設定されません。Content-Disposition: を指定するには、`P' を利用して下さい。

ファイルはシングルパートに、ディレクトリはマルチパートに対応します。ですから、ファイル構造を作っていく感覚で複雑なマルチパートを作成できます。簡単でしょ?

ディレクトリのデフォルトのデータ型は一般的なマルチパート (Multipart/Mixed)です。これも `T' によって変更できます。

お好みのマルチパートが作成できたら、前節で述べたように `C-cC-m' か `C-cC-c' を利用してメッセージを送信して下さい。

パートの実体が外部にある external-body を作成するコマンド`e' について説明しましょう。access-type に ftp か anon-ftp を入力するときは、 ange-ftp のおかげでリモートのファイル名が補完できます。access-type が local-file の場合は、もちろんファイル名を補完できます。

もし、マルチパートの作成途中でやっぱりシングルパートに戻したくなったら、一番上のマルチパート部分で `d' を押して下さい。

国道?

http://www.eva.hi-ho.ne.jp/shirasu/kokudou3.html

ふーん。なるほどねー



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